Amina Ismail
[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟国の内相らは4日、 北アフリカにあるスペインの飛び地セウタに先週約7万2000人の移民が流入したことを受け、移民の密航ネットワークに対する取り締まりの厳格化と送還政策の強化を求めた。
内相らは緊急会合をオンラインで開催し、不法移民の抑制と大量流入の再発防止に向け、EU域外の国々とのより緊密な協力も呼びかけた。
ブルンナー欧州委員(内務・移住問題担当)は会合後の記者会見で、今回の流入は犯罪的な密航ネットワークと交流サイト(SNS)上の偽情報によって引き起こされたと指摘。モロッコに責任があるかどうかの言及は避けたものの、送還を巡るスペイン当局とモロッコ政府の協力を評価した。
その上で、ブルンナー氏は「この件(大規模な流入におけるモロッコの関与)に関する調査がスペインで進められているため、これ以上コメントはできないが、密航業者や人身売買業者による偽情報があったことは確かだ」と述べた。
先週、モロッコから大量の移民がセウタに押し寄せ、防波堤や国境フェンスを越えようとする中で溺死したり圧死したりし、約75人の移民が死亡した。