イスラエルは2日、パレスチナ自治区ガザへの空爆を2日連続で実施し、少なくとも18人が死亡した。医療関係者が明らかにした。トランプ米大統領が昨年の停戦合意履行に向けた取り組みで進展があったと表明したにもかかわらず、攻撃が続いている。

パレスチナ保健当局によると、夜明けからイスラエル軍機が北部ガザ市、中部デイルアルバラ、南部ハンユニスを空爆し、1日当たりの死者数としては過去数週間で最多となった。

トランプ氏は7月30日、イスラム組織ハマスなどの勢力が武装解除で合意したと表明し、紛争終結への転換点になるとの期待が高まっていた。

イスラエルの安全保障内閣のメンバーであるコーヘン・エネルギー相は2日、政府はハマスに武装解除の機会を与えるとしつつも、実現するかどうかは「非常に懐疑的だ」と述べた。

同氏はイスラエル陸軍放送に対し、ガザへの攻撃を停止する合意はないと述べ、ハマスが武装解除しなければ、既にガザの70%を支配しているイスラエルは同地区全域を掌握する必要があるとの見方を示した。

また「われわれが米国と署名した合意では、ハマスは解体されなければならないというのがわれわれの立場だ。これが最初に実現しなければならないことだ」と述べた。

ネタニヤフ首相の報道官はロイターに対し、イスラエルが武装解除計画について米国に懸念を伝えたと明らかにした。「イスラエルにとって最も重要な懸念は、ハマスが完全かつ真に武装解除する前に何も起きてはならないということだ」と述べた。

ハマスは、ガザを運営する新たなパレスチナ機関に武器を引き渡すことに同意する前に、停戦合意の他の主要条件に従ってイスラエルがガザでの攻撃を停止し、部隊を撤退させなければならないと主張してきた。

「米国との接触が続いている」