[29日 ロイター] - インドの複合企業アダニ・エンタープライゼズが29日発表した第1・四半期(4─6月)決算は2期連続の赤字となった。イラン産ガスの輸送に関する調査を巡り米財務省外国資産管理局(OFAC)との和解合意に伴う一時費用を計上したことが響いた。

富豪ゴータム・アダニ氏率いるグループの中核会社の四半期連結純損失は116億ルピー(1億2130万ドル)で、和解に伴う一時費用は264億4000万ルピーだった。

同社の特別項目・税引き前利益は、材料費が数倍に膨らんだことから約12%減の129億5000万ルピーとなった。総費用は約54%増の3225億2000万ルピーに拡大。材料費は前年同期の339億3000万ルピーから1425億5000万ルピーに急増した。

同社は取引所への届け出で、第1・四半期決算は「世界的な市場変動を背景とした燃料価格の上昇による営業コストの増加が影響した」と説明した。

純損失率は前四半期の0.50%から4.36%に拡大。前四半期は17四半期ぶりの赤字を計上していた。売上高は約50%増の3292億4000万ルピー。銅事業の生産能力増強に伴う売上高の急拡大が寄与した。

一方、主力の石炭取引部門の売上高は7%減少し、太陽光関連製造と風力タービン事業を含む新エネルギー事業も2%減となった。好調な空港事業の四半期売上高は35%を超える伸びを示した。

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