Dominique Patton
[パリ 29日 ロイター] - 化粧品世界最大手の仏ロレアルが29日発表した2026年第2・四半期決算によると、売上高は116億ユーロ(132億1000万ドル)となり、既存事業ベースでは前年同期比6.3%増だった。新たなヘアケア製品やマスカラの販売が好調で、ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想の5.7%増を上回った。
ジェフリーズのアナリストチームは「同業他社が需要低迷に苦しむ中で力強い業績だ」と評価した。
ロレアルはスキンケア製品「セラヴィ」や化粧品「メイベリン」、香水「ヴァレンティノ」といったブランドを展開。時価総額は約2000億ユーロで、大衆向けブランドから高級ブランドまで幅広い商品群を持ち、世界の化粧品市場を上回る成長を続けている。
既存事業ベースの増収率は第1・四半期の6.7%からは鈍化したが、主力の一般消費財部門は市場予想を上回る伸びを記録した。欧州ではヘアケア製品の販売拡大に加え、オンライン販売が大きく伸長したことが寄与した。
地域別では、最大市場の欧州の売上高が既存事業ベースで6.7%増加。生活費高騰の影響が続く中でも化粧品需要は堅調だった。北米市場も5.9%増となった。
高級化粧品部門の売上高は4.7%増にとどまり、市場予想を下回った。ただ中国市場では2桁成長を記録した。ロレアルは、中国の旅行小売市場の低迷が引き続き成長の重荷になっていると説明した。
今週は高級ブランド大手のモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)やエルメスも香水・化粧品事業の成長鈍化を明らかにした。一方、英食品・家庭用品大手ユニリーバは美容・ウェルビーイング部門の基礎的売上高が8%増加したと発表している。