[キーウ 29日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国のウィットコフ中東担当特使とトランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が向こう2週間以内にウクライナの首都キーウを訪問する可能性があるとの見通しを示した。米ニュースサイト「アクシオス」が29日、報じた。

アクシオスによると、ロシアは寒さが厳しい冬季に向けてウクライナのエネルギー関連インフラへの攻撃を再開すると予想されており、ゼレンスキー大統領は冬を迎える前に米国の防空システム「パトリオット」で使用する迎撃ミサイル300発の確保を求めている。

ゼレンスキー大統領は28日、グラム米上院議員の葬儀に出席するために訪米した際、トランプ大統領とホワイトハウスで会談。ゼレンスキー氏は会談後、トランプ氏がパトリオット用の迎撃ミサイルの製造ライセンスを供与することに同意したと明らかにした。

ゼレンスキー氏はアクシオスのインタビューに対し、ウクライナが迎撃ミサイルの生産ライセンスを取得したとしても、大量生産体制を整えるには1年から5年かかるため、エネルギーインフラに対するロシアの攻撃を防ぐために、迎撃ミサイルを緊急に供与する「冬季支援パッケージ」をトランプ大統領に要請したと明らかにした。

その上で、冬までに迎撃ミサイル300発の確保を目指しているとし、パトリオット迎撃ミサイルの供与を受けるために、ウクライナは米国が求めるあらゆる軍事技術や専門知識を共有する用意があると表明。「その方がより迅速で、コストも低く抑えられる」と語った。

ゼレンスキー氏によると、トランプ氏は支援に向けて努力すると確約したものの、イランとの交戦に関連して迎撃ミサイルの需要が高まっているため、供給は容易ではないとの認識も示したという。

ゼレンスキー氏はまた、戦況の変化によって自身やウクライナに対するトランプ氏の評価が改善したとの認識を示し、「われわれの関係ははるかに良好で、建設的になった。以前のように感情的ではない」と指摘。「改善したのは良いことだと思う」と語った。

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