Dominique Vidalon Richa Naidu
[パリ/ロンドン 29日 ロイター] - 仏食品大手ダノンの第2・四半期売上高は予想を上回った。欧州での乳児用調製粉乳リコールとイラン戦争に伴う供給網混乱で打撃を受けていた特別栄養食品部門が回復、通期業績見通しを据え置いた。
第2・四半期の既存店売上高は4.2%増加。ダノンがまとめたアナリスト予想(3.7%増)を上回った。
特別栄養食品部門(4.5%増)と飲料水事業(4.7%増)がけん引した。飲料水事業では、欧州の猛暑でミネラルウォーター「ボルヴィック」の売り上げが伸びた。
ただ、中国の売上高の伸びは3.6%にとどまり、第1・四半期の10.3%から鈍化。乳児用調製粉乳の競争圧力が正常化したためという。ジェフリーズのアナリストはこれを「顕著な鈍化」と指摘した。
第2・四半期は全体の価格が約2.3%上昇した一方、販売数量は1.9%増加した。
上半期決算は経常営業利益が18億5400万ユーロ(21億1000万ドル)。利益率は13.3%で、前年同期(13.2%)、予想(13.25%)を若干上回った。欧州での粉ミルクリコール、インフレの影響を受ける中、生産性を向上させたことが奏功した。
上半期業績は、さまざまな部門や地域での広範な成長を反映した。
アントワーヌ・ド・サンタフリーク最高経営責任者(CEO)は、引き続き北米で基礎的乳製品の緩やかで持続可能な改善を図ると述べた。
「一部の分野ではさらなる進展が必要であり、環境は依然として不安定だが、当社の価値創造モデルと中期目標に沿って、26年もまだ結果を出せると確信している」と述べた。
26年通期については、既存店売上高伸び率3─5%、経常営業利益が売上高を上回る伸びという中期目標に沿った見通しを据え置いた。