Kentaro Okasaka
[東京 29日 ロイター] - 経済産業省は29日、熊本県で前日起きた最大震度7の地震に関する記者会見で、商業施設イオンモール熊本で起きた爆発について、建物外に設置されたLPガスのタンクは破損せずに残っており、ガス漏えいによる爆発であれば配管に何らかの問題が起きた可能性があると指摘した。
会見した産業保安・安全グループの永井岳彦・保安政策課長は「現時点で事故原因についてのコメントは差し控えたい」とした上で「都市ガスではなくLPガスで供給されている所であるし、爆発の形態を見ると(ガス漏えいの)可能性は否定しないが、国として予断をするものではない」と話した。
LPガスは空気よりも重く、漏れ出すと下にたまりがちになると説明し「そこに可燃エネルギーが入ると爆発的な燃焼を起こすということは一般論としてはあり得る」と語った。調査では、感震ブレーカーや、大きな流量を感知して自動的に遮断する弁が正常に稼働したかどうかも着目点になるとした。
熊本県嘉島町にあるイオンモール熊本は、地震発生から約1時間後に爆発が発生。2階部分が崩落して多数の人が閉じ込められた。イオンの吉田昭夫社長は29日、被害者はすべてテナントの従業員で、死者3人、心肺停止1人、救急搬送された負傷者4人だったと明らかにした。