ソウル株式市場は前日に続き急落した。人工知能(AI)関連が大幅な調整局面となり、信用取引を活用してきた個人投資家に大きな打撃となった。

総合株価指数(KOSPI)は一時12.6%下落、引けでは下げ幅を縮小した。前日の約11%急落に続く下げで、月間で過去最大の下落率となる勢い。指数は約1カ月前に付けた高値からほぼ40%を失った。

出来高は低調、AI投資で買われていた半導体銘柄からの資金退避を示した。買いの多くは信用取引でエクスポージャーを拡大した個人投資家で、これが上昇を加速させた一方、証券による強制的な手じまいで下げが増幅されている。

具潤哲・財政経済相は国会で議員から追及を受け、個別株レバレッジETF導入で検討が不十分だったと陳謝。政府はこうしたファンドに関する規制見直しを含め、市場安定化策を検討していると明らかにした。

一部のアナリストは、これらのファンドがソウル市場での信用取引の膨張を招いたと指摘している。ソシエテ・ジェネラル(香港)のアジア株式戦略責任者フランク・ベンジムラ氏は「非常に混み合った取引の巻き戻しが起きている」と指摘。「市場で下落しているのは、レバレッジが最も積み上がっていた銘柄だ。売りがいつ終わるかを見極めるのは極めて難しく、現時点で手を出したい取引ではない」と述べた。

SKハイニックスは純利益が6倍に急増する好決算を発表したが、市場の高い期待には届かず、パニック売りを止めるには至らなかった。同社株は一時20%近く下落し、終値は9.6%安。

サムスン電子は一時14%安となった後、下げを縮めて5.2%安で引けた。両社を合わせるとKOSPI時価総額の半分超を占める。

キウム証券のアナリスト、ハン・ジヨン氏は「昨日の10%急落後の反発期待が消え、パニック売りが誘発された。多くの投資家が損切りを余儀なくされた。現在の指数水準が底ではないとの見方が広がっている」と述べた。

BNY(香港)のアジア太平洋マクロストラテジストは「きょうの値動きからみて、レバレッジは依然高水準で一段の巻き戻しが予想される」との見方を示した。

シドニー株式市場は上昇し9000の大台を回復、約5カ月ぶりの高値で引けた。鉱業大手リオティントとバイオ医薬品のCSLが相場を主導した。市場予想を下回るインフレ指標を受けて追加利上げ懸念が後退し、リスク選好が高まった。

4─6月期の消費者物価指数(CPI)は伸びが鈍化し、コアインフレ率も予想を下回った。これを受けて追加利上げ観測が後退した。NAB、ANZ、ウエストパックのアナリストは年内利上げの予想を撤回。スワップ市場では8月11日のオーストラリア準備銀行(中央銀行)会合での利上げ確率が、指標発表前の約20%から3.2%まで低下した。

eトロのAPAC・中東担当首席アナリスト、ジョシュ・ギルバート氏は、今年に入り3回利上げが行われてエネルギー価格の高止まりも続く中で、指標の鈍化は朗報だと指摘した。一方で基調インフレは依然高水準と警戒するアナリストも多い。ピッチャー・パートナーズのキャメロン・クルコ最高投資責任者(CIO)は、燃料税の引き上げに伴い、燃料価格下落による押し下げ効果が今後数カ月で剥落するとの見方を示した。

個別銘柄では、リオティントが3.7%高。上半期決算で過去4年で最高水準となる利益を計上し、同業のBHPと同様に銅部門が貢献拡大した。

BHPがは1.4%高、フォーテスキューが2%高となり、鉱業株指数は1.1%上昇した。

CSLは7.2%高。免疫グロブリン増産に向けた新たな製造プロセスの試験開始計画を発表し、ヘルスケア株指数を4.2%押し上げた。

第2・四半期売上高が28%増となったウッドサイド・エナジーは1.4%上昇、エネルギー株指数は0.9%高となった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

韓国 総合株価指数 5663. -360. -5.98 6089. 6228. 5262.

24 42 11 52 77

前営業日終値 6023.

66

台湾 加権指数 40039 -1,56 -3.76 41491 41698 39384

.18 4.18 .48 .39 .85

前営業日終値 41603

.36

豪 S&P/ASX 9038. +90.8 +1.01 8947. 9086. 8947.

指数 600 00 800 100 800

前営業日終値 8947.

800

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