[28日 ロイター] - メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、人工知能(AI)開発競争で優位に立つために米政府は中国のAIモデルを遮断すべきではないと述べた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が28日にインタビューを公開した。米政府は、米国の技術を盗用したとされる問題で中国企業が制裁に直面する可能性があると警告している。

ザッカーバーグ氏は、最先端の中国製AIを禁止しても「有効な解決策」にはならないと指摘。中国のAI企業とより効果的に競争するために、米国企業は障害となる要因(ボトルネック)を「体系的に」特定すべきだと付け加えた。

北京を拠点とするAI企業ムーンショットAI(月之暗面)が最近リリースした大規模言語モデル(LLM)「Kimi K3」は、そのコーディング能力が注目されている。これを受けて米政府内では、中国の開発企業が米国のモデルを模倣しているのか、それとも独自の研究によって急速に技術的な差を縮めているのかを巡る議論が激化している。

トランプ米政権は28日、中国製の新型ロボットと電力用インバーターの輸入を対象とする禁止措置を発表した。米国のAI関連インフラ構築を安全保障上の脅威から守り、急成長が見込まれる主要産業を国内に回帰させる狙いがある。

これとは別にベセント財務長官は、中国企業が金融制裁の対象となったり、米国の技術へのアクセスを制限する商務省の「エンティティー・リスト(禁輸措置対象リスト)」に掲載される可能性があると警告している。

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