Mayu Sakoda
[東京 29日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比1.08%(675円06銭)安の6万1689円86銭となった。前日の大幅安を受けて朝方は自律反発狙いの買いが入ったが、その後はマイナス圏に沈んだ。韓国の半導体大手SKハイニックスの決算が市場予想を下回り、韓国株が大幅安となったことなどが投資家心理の重しとなった。
・日経平均は小幅高で寄り付き1.24%(773円12銭)高の6万3138円04銭まで上伸。その後はマイナス圏に沈み、一時1.86%(1162円94銭)安の6万1201円98銭に下落。
・寄り付き前にSKハイニックスが発表した第2・四半期(4─6月)決算は、営業利益が前年同期比557%増の60兆5000億ウォン(416億2000万ドル)で過去最高を記録。LSEGがまとめたアナリスト予想の64兆ウォンには届かず。
・前日の米国株式市場での半導体株安に加え、韓国の総合株価指数(KOSPI)が一時6%超下落し投資家心理の重しに。台湾の加権指数は3%超安。
・TOPIXは0.13%高の3968.63ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は6兆3032億2500万円。
・東証33業種では、値上がりが輸送用機器、サービス、ゴム製品、小売りなど25業種、値下がりは非鉄金属、ガラス・土石製品、銀行など8業種。
・前日に決算を発表した銘柄では、SCREENホールディングスが16%超安で東証プライム市場の値下がり率トップ。キーエンスは10%超上昇。
・主力株では、東京エレクトロンが9%超安、ソフトバンクグループ、キオクシアホールディングスが6─7%超安、TDKは5%超安。
・ファーストリテイリングは1%超高、コナミグループは10%超高と急伸。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが993銘柄(63%)、値下がりは542銘柄(34%)、変わらずは22銘柄(1%)。
<三井住友信託銀行 シニアマーケットストラテジスト 瀬良礼子氏>
「人工知能(AI)や半導体関連株は期待先行で上昇してきただけに、SKハイニックスの決算を受けても前日の大幅安からの反発力は限られている」
「米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、タカ派的な内容への警戒感も上値を抑えている。中東情勢もこう着状態が続いており、新たな手掛かり材料に乏しい」
「28日に熊本県で発生した地震については、被害の全容は不透明ながら、足元では債券や為替市場を含め、過度に警戒する動きはみられていない」