[ソウル 28日 ロイター] - 28日午前のソウル株式市場は、世界的な半導体株安がハイテク大型株の重しとなり急落している。中国との競争激化への懸念に加え、メモリー半導体世界最大手のSKハイニックスの米預託証券(ADR)が大幅安となったことが市場を圧迫している。
主要株価指数KOSPIは500.47ポイント(7.41%)安の6253.81で推移。KOSPIと新興企業向け株価指数コスダックの両方で、プログラム売買を一時停止させる「サイドカー」が発動された。
SKハイニックスは約10%急落。ADRは前日のニューヨーク市場で過去最安値を付け、公募価格を下回った。指数構成銘柄の中でも比重の大きいサムスン電子も9.15%安となった。
両社を合わせるとKOSPIの構成比率で5割超を占めており、半導体セクター全体の売りが市場全体に及ぼす影響を増幅させている。
さらに、市場心理は中国発の材料でも冷え込んだ。中国の長鑫存儲技術(CXMT)が大型上場デビューを果たしたほか、中国の国有企業が液浸型深紫外線(DUV)露光装置の生産を開始したと報じられた。
未来アセット証券のマーケットアナリスト、キム・ソクファン氏は「市場の懸念は、CXMTの現在の業績よりも、上場後の生産能力の急速な拡大や技術開発によって韓国企業に対抗する潜在力にある」と指摘した。