[モスクワ 27日 ロイター] - ウクライナ東部の前線地域で27日、ロシアの攻撃により7人が死亡し、20人以上が負傷した。当局が明らかにした。

全長1200キロメートルに及ぶ前線の焦点となっているドネツク州の検察当局によると、係争地となっている都市コスチャンチニフカ近郊の2カ所で3人が死亡した。

ロシア軍は今月、コスチャンチニフカを掌握したと発表したが、ウクライナ当局はこれを否定している。

ウクライナの防衛にとって極めて重要とされ、堅固に守られた「要塞」都市クラマトルスク近郊では、4人目の犠牲者が出た。検察当局によると、ドネツク州全体で計18人が負傷した。

隣接するドニプロペトロウスク州では、5地区に対する50回を超えるドローン(無人機)や砲撃による攻撃で3人が死亡、6人が負傷したと、ハンジャ知事が明らかにした。

国境を越えたロシアのベルゴロド州では、ウクライナのドローンが商業ビルに着弾し、1人が死亡、2人が負傷した。

また、ロシア南部の都市ロストフナドヌーでは未明にウクライナのドローン攻撃があり、子ども1人を含む5人が死亡した。同州のスリュサル知事が27日、明らかにした。集合住宅、倉庫、ホームレス向けシェルターが被害を受けた。

スリュサル知事によると、防空部隊は同州上空でウクライナのドローン約50機を撃墜した。ウクライナ側はロストフ、タガンログの両市ほか複数地域を標的にした。

知事は声明で、ロストフでは8人が負傷し、うち1人が重体だと述べた。アゾフ海に面する港湾都市タガンログには各種の工業施設や穀物ターミナルがある。知事によると、こうした生産施設1カ所が損傷したという。

ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ウクライナ軍が未明にロストフ州のロシアの輸出ターミナルを攻撃したほか、ヤロスラブリ州とウドムルト共和国の石油関連施設も標的にしたと述べた。

ロシアとウクライナはここ数週間、黒海とアゾフ海の周辺で軍事活動を活発化させており、両国は石油タンカーや貨物船を含む数十隻の船舶を相互に攻撃している。

インタファクスによると、ロシア国防省はその後、ロシア軍がウクライナの3つの港を攻撃したと発表した。標的にはオデッサ港やチョルノモルスク港にある軍用の燃料貯蔵施設などが含まれるという。

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