Ali Sawafta Mohammed Torokman

[クスラ(ヨルダン川西岸) 26日 ロイター] - パレスチナ当局者によると、イスラエル人入植者が26日未明、占領下のヨルダン川西岸で複数のパレスチナ人の村を襲撃し、モスク2カ所に放火したほか、建物に落書きをした。

ナブルス南東のクスラで村議会議長を務めるアブデルアジム・ワディ氏は「モスクは(工事が)最終段階にあり、礼拝者を迎える準備が整っていた。入植者はそこに火を放ち、スプレーで壁にヘブライ語の標語を書いた」と語った。落書きには「ユダヤ人の報復」といったメッセージや、ナブルス南西のパレスチナ人の村タル近郊での衝突で死亡したイスラエル人の名前が含まれていたという。

パレスチナ当局者によると、入植者がトルカレム南東のクール近郊のモスクにも放火しようとしたほか、ラマラ近郊のカフルマリクにある石材加工施設でパレスチナ人労働者を襲撃した。

クール村評議会のファリド・ジユシ氏は、3人の入植者が夜明けにモスクへ放火しようとしたが礼拝者が火を消し止め、主要部分への延焼を防いだと述べた。「われわれの村が襲撃を受けたのは初めてだ」と語った。襲撃者はモスクの壁にヘブライ語の落書きもしたという。

パレスチナ首相府はXへの投稿で「国家が支援するイスラエル入植者のテロが激化し、ヨルダン川西岸全域で組織的な虐殺へと発展している」と非難した。

イスラエル軍はクスラへ派遣された部隊が落書きと放火の跡を確認し、容疑者を捜索していると明らかにした。警察官を派遣して証拠を収集する方針を示した。

イスラエル軍は「治安部隊は宗教施設への被害を含むこの種の事件を強く非難する。地域の治安と公共秩序を維持するため、引き続き断固として行動する」と表明した。

イスラエル軍当局者は、イスラエル人によるこうした暴力によって、複雑な環境下で防衛とテロ対策を担う軍が本来の任務に集中できなくなると指摘した。この当局者は一方で、週末にかけて軍が「武器密売人、イスラム組織ハマスのテロ工作員、扇動に関与した人物、差し迫った攻撃を計画していたテロリストを含む」130人以上を拘束したと述べた。

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