Hiroko Hamada

[東京 27日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比0.24%(152円86銭)高の6万4764円01銭となった。米国によるイラン攻撃の一時停止を受けた原油安を好感する形で、幅広い銘柄で買いが優勢だった。ただ、前週末も米ハイテク株安となるなどAI(人工知能)・半導体株の調整が上値を抑え、日経平均は方向感が乏しかった。一方、TOPIXは底堅く推移した。

・日経平均は前営業日比0.86%(553円83銭)高でスタートした後、マイナスに転じるなど不安定な値動きが継続。一時0.75%(487円75銭)安の6万4123円40銭まで下落。その後はマイナス圏とプラス圏を行き来し、方向感の乏しい展開。

・米WTI原油先物は足元1バレル=85ドル台で推移。原油価格の下落は日本株の支えとなり、プライム市場では8割超の銘柄が上昇。

・AI・半導体株の下げが指数の上値を抑制。個別では、キオクシアホールディングスが5%超下落。中国のメモリー半導体最大手CXMT(長鑫存儲技術)がきょう上海株式市場に新規上場し、「メモリー全体の供給過剰への懸念が意識された」(国内証券・ストラテジスト)との指摘も。

・TOPIXは0.97%高の4050.02ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆7038億4200万円。

・東証33業種では、空運、その他製品、サービスなど28業種が値上がり。非鉄金属、鉱業、化学など5業種が値下がりした。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1317銘柄(84%)、値下がりは225銘柄(14%)、変わらずは16銘柄(1%)。

<フィリップ証券 アナリスト 笹木和弘氏>

「中東情勢の懸念後退という好材料が半導体株安で打ち消されてしまい、日経平均は不安定。ただ、日本株全体では底堅い印象」

「ハイテク株からバリュー(割安)株への資金シフトが継続している」

「半導体関連の調整は長引いているが、6月後半までの上昇が急ピッチだったので、目先ももう少し上値の重い展開が続くと予想」

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