[シンガポール 27日 ロイター] - シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は27日、インフレ懸念を理由に、市場の予想に反して金融政策を引き締めた。
シンガポールドル名目実効為替レート(SドルNEER)として知られる為替レートベースの政策バンドの実勢上昇率(傾き)をわずかに引き上げた。政策バンドの幅と中心値の水準に変更はないとした。
ロイターが政策決定に先立ち実施したエコノミスト調査では、16人中12人が政策の据え置きを、4人が引き締めを予想していた。
MASは「コアインフレ率は7月以降加速して高止まりする見通しだが、2027年半ばごろからは明確に鈍化するはずだ」とした。
MASは前回4月の会合でも政策を引き締めた。今回の傾きの引き上げ幅は4月よりも小さいとしている。
6月のコアインフレ率は前年同月比1.6%と、市場予想を下回った。第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比5.7%増と、予想を上回る伸びを示した。