[シンガポール 24日 ロイター] - 23日にホルムズ海峡を通過したタンカーがわずか1隻となり、5月7日以来の水準に落ち込んだことが船舶追跡データで分かった。中東で海上輸送へのリスクが続く中、原油価格は1バレル=100ドル近辺に再び上昇している。

調査会社ケプラーのデータによると、23日に海峡を通過したタンカーは1隻のみで、前日の3隻から減少した。

超大型原油タンカー(VLCC)「ニュー・ジャイアント」がイラク産原油200万バレルを積載し、23日に海峡を出た。8月中旬までに中国の日照港に到着する予定だ。

23日にホルムズ海峡に入った船舶はゼロだった。

一方、ケプラーのデータによると、バベルマンデブ海峡では23日の貨物船通過数が計32隻となり、前日の26隻から増加した。

このうち14隻が紅海に入り、18隻が海峡を抜けてアデン湾に出た。

バベルマンデブ海峡を出た18隻のうち、9隻が原油を積載しており、中国に向かう中国船籍の超大型タンカー2隻も含まれていた。

これとは別に、アジア向けにナフサ約50万バレルを積んだクリーンタンカー「トーム・イノベーション」は通常のバベルマンデブ海峡経由ではなく、スエズ運河出口に向けてわずかに進路を変更したことが、ケプラーとLSEGの船舶追跡データで分かった。

地域の貿易関係者によると、バベルマンデブ海峡経由ではなくスエズ運河経由でアジアへ船舶を迂回させる場合、航海時間はほぼ3倍に延びる可能性があるという。

サウジアラムコは、紅海の港からの積み出しの代替手段として、エジプト地中海沿岸のシディ・ケリル港からの原油積み出しを拡大している。

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