Noriyuki Hirata
[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比0.46%(307円00銭)高の6万6422円60銭で取引を終えた。米グーグルの親会社アルファベットが設備投資計画を引き上げ、人工知能(AI)データセンターに必要な半導体の部材や製造装置、ケーブルなどを手掛ける「ツルハシ銘柄」群が物色された。一方、中東情勢を背景にした原油高や金利の上昇は全体相場の重しになった。
日経平均は小幅高の水準での底堅い値動きが続いた。ツルハシ銘柄を中心に「米アルファベットによる設備投資計画の引き上げが好感された」(大和証券の坪井裕豪チーフストラテジスト)。日経平均は午前中に一時1.37%(906円77銭)高の6万7022円37銭に上値を伸ばした。
東証プライム市場では値下がり銘柄数の方が値上がりより多かった。中東情勢の悪化を背景に米標準油種WTI先物が88ドル付近で高止まりしたことは、上値の買いにくさにつながった。円金利の上昇基調は、不動産株をはじめ全体相場の重しになった。一方、銀行など金融株には追い風になった。
後場には日経平均の上昇が一服。市場では「来週に米ハイテク大手や日韓メモリーメーカーの決算、日米の中銀会合など複数のイベントを控えており、積極的な動きにならなかった」(坪井氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.51%高の4053.88ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.52%高の2090.88ポイントだった。プライム市場の売買代金は8兆5663億5000万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や銀行、非鉄金属など21業種、値下がりは不動産や食料品、小売など12業種だった。
ツルハシ銘柄では、アドバンテストや住友電気工業が大幅高となった。三菱UFJフィナンシャル・グループは上場来高値を更新した。一方、ファーストリテイリングは軟調。キオクシアホールディングスは引けにかけて失速した。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が反発し、0.43%高の699.52ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが687銘柄(44%)、値下がりは826銘柄(53%)、変わらずは45銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 66422.60 307 66421.01 66,208.66
─67,022.3
7
TOPIX 4053.88 20.75 4035.57 4,033.39─
4,066.98
プライム指数 2090.88 10.84 2080.91 2,080.91─
2,097.54
スタンダード指数 1631.76 11 1621.68 1,621.24─
1,634.83
グロース指数 903.57 3.77 898.67 898.67─90
9.08
グロース250指数 699.52 2.98 695.41 695.41─70
4.55
東証出来高(万株) 191353 東証売買代金(億円) 85663.50