世界中で抗菌薬に対する病原菌の抵抗力が高まり続け、重い感染症にかかった子供の治療が難しくなっているという研究結果が発表された。
研究チームは2004~2022年にかけ、82カ国で0~18歳の子供から採取した10万6581の細菌検体を解析した。
その結果、抗生物質に対する耐性は、過去20年で確実に高まっていることが分かった。特に、集中治療を受けていたり、医療資源が限られた環境で生活している乳児や子供でその傾向が顕著だった。この研究結果は医学誌「JAMA Pediatrics」に発表された。
細菌が進化して自分を殺そうとする薬剤の影響を受けにくくなると、抗菌薬が効かない「薬剤耐性」(AMR)の現象が起きる。
耐性が高くなれば感染症の治療は困難になり、重症化や死亡のリスクが増大する。
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