Yuliia Dysa

[キーウ 21日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ミハイロ・ドラパティ統合軍司令官がウクライナ軍総司令官に就任すると明らかにした。ロシアとの戦争が5年目に入る中、軍指導部で最大規模の刷新となる。

ドラパティ氏は2024年から25年まで陸軍司令官を務めた。実力と経験を備えた指揮官として評価が高い。シルスキー前総司令官の後任となる。

今回の人事は、突然の内閣改造で人気のあったフェドロフ国防相が更迭されたことをきっかけに数日間続く抗議活動を受けたもの。

ゼレンスキー氏は先週、ドローン(無人機)革新の取り組みを主導し、シルスキー氏と対立していた改革派で技術に精通したフェドロフ氏を解任した。フェドロフ氏はシルスキー氏について、自身の取り組みを妨害していると批判していた。

ドラパティ氏は、フェドロフ氏の復帰とシルスキー氏の解任を求めて数日間にわたり大統領府前で集会を開いた抗議参加者の一部からも支持されていた。

ゼレンスキー大統領は恒例の夜の演説で、フェドロフ前国防相には防衛技術分野の統括を担う「相応のポスト」を提示したと表明。新総司令官の下でもロシアに対する長距離攻撃を継続する方針を示した。

ドラパティ氏は「責任を持って全力で集中し、今日この国を守っている人々への敬意を持って職務に当たる」とフェイスブックに投稿した。

シルスキー氏は開戦初期のキーウ防衛で重要な役割を果たし、24年初めから最高位の職に就いていた。ただ、硬直した指揮スタイルには一部の兵士から兵員の損失が大きいとの厳しい批判も出ていた。

ゼレンスキー氏はシルスキー氏の新たなポストには言及せず、同氏と今後の職務について協議したと述べるにとどめた。

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