[ムンバイ 20日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行、RBI)は20日、国際収支の強化と資本流入の促進を目的に発表した一連の政策導入から1カ月余りで計207億ドルの資金を受け入れたと明らかにした。

RBIは6月、国有企業や銀行による海外での資金調達を促すため、為替ヘッジの優遇措置やスワップ制度など一連の外国為替関連策を発表。銀行が受け入れる外貨建て非居住者預金も対象となった。米国とイスラエルのイラン攻撃に端を発した戦闘で原油価格が高騰し、インドの国際収支悪化への懸念が高まり、インドルピーが過去最安値をつけたことが背景にある。

RBIによると、銀行が集めた外貨建て非居住者(FCNR)預金をRBIとのゼロコストのスワップ制度で活用した結果、174億1000万ドルを受け入れた。

また、RBIは対外商業借り入れ(ECB)向けスワップ制度を通じて13億4000万ドル、認可を受けた金融機関による海外外貨建て借り入れ(OFCB)を通じて19億7000万ドルを受け入れ、こうした措置による流入額は6月8日から7月17日までに計207億ドルに達した。

IDFCファースト銀行のチーフエコノミスト、ガウラ・セン・グプタ氏は「追加的な資本流入によって安心感が生まれ、今年の国際収支は小幅な黒字となるほか、ルピーの下落ペースも緩やかになるとみている」と言及。また、RBIがこの機会を利用し、為替先渡しポジションの規模を縮小する可能性が高いとの見方も示した。

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