[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した6月の製造業生産指数は前月比で横ばいとなった。一方、人工知能(AI)関連の投資拡大や、中東での戦争に伴う供給不足や価格上昇を見越した在庫積み増しを背景に、第2・四半期は5年ぶりの力強い伸びとなった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は前月比0.1%増だった。前年同月比では1.1%増加した。
第2・四半期は年率換算で4.7%増と、5年ぶりの高い伸びとなった。第1・四半期は1.4%増だった。企業はAIへの投資を活発化させており、米経済全体の約9.4%を占める製造業を下支えしている。
6月は自動車・同部品の生産が前月比0.7%増加した。コンピューター・周辺機器は0.5%減少したものの、前年比では9.2%増、第2・四半期は7.2%増だった。通信機器は0.7%増加し、前四半期では9.6%増となった。
半導体・関連電子部品は0.5%増、第2・四半期では10.2%増加した。耐久財の生産は0.1%減と、非耐久財の0.2%増を相殺した。
鉱業生産は0.4%増加。5月は1.1%増だった。エネルギー生産は0.5%増加し、石油・ガス井掘削は0.3%増となった。
公益事業生産は0.4%増と5月の0.7%減から反転した。気温上昇で冷房需要が高まったことが背景にある。
鉱工業生産全体では0.1%増と、5月と同じ伸びだった。前年同月比では1.1%増加、第2・四半期は4.0%増だった。
鉱工業部門の設備稼働率は76.1%と横ばいとなった。1972─2025年の平均を3.3%ポイント下回っている。
製造業の稼働率は75.7%と、5月の75.8%から低下し、長期平均を2.5%ポイント下回った。