[ワシントン 17日 ロイター] - 米商務省国勢調査局が17日発表した6月の住宅着工件数(季節調整済み)は、住宅建設の大部分を占める一戸建てが年率換算で前月比0.2%減の89万5000戸と、3カ月連続で減少した。住宅ローン金利の上昇や市場に出回る新築一戸建て住宅の売れ残り在庫が重しとなった。
地域別では北東部、南部、中西部で減少した一方、西部で増加した。前年同月比は3.2%減となった。
住宅金融公社フレディマックのデータによると、30年固定住宅ローン金利は、2月末に始まった米国とイスラエルによる対イラン攻撃以降、約60ベーシスポイント(bp)上昇。今週は6.55%と11カ月ぶり高水準を付けた。
土地や資材コストの上昇も住宅建設の重しとなっている。建設業者やエコノミストは、米議会が最近可決した手頃な価格の住宅の建設・供給拡大を目指す超党派の住宅関連法案が好影響をもたらすまでには時間がかかるとの見方を示している。同法案には、建設プロジェクトに対する環境審査の免除や迅速化などの条項が含まれる。
パンテオン・マクロエコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏は「環境審査の合理化、製造住宅の規制緩和、ゾーニング(用途地域)改革の推進により住宅着工数が押し上げられる可能性はあるが、その効果が表れるまでには時間がかかるだろう」と指摘。「実質住宅投資は今後数四半期にわたり国内総生産(GDP)成長率を若干押し下げる要因になるだろう」と述べた。
変動の大きい5戸以上の集合住宅着工件数は76.3%急増し、51万3000戸となった。前年同月比では19.3%増加した。
全体の住宅着工件数は19.0%増の142万7000戸となった。前年同月比では3.5%増。
一戸建て住宅の建設許可件数は前月比2.4%減の87万1000戸と、2025年8月以来、10カ月ぶりの低水準となった。前年同月比では0.2%減。
集合住宅建設許可件数は4.9%減の44万5000戸。
全体の建設許可件数は3.0%減の136万7000戸。前年同月比では2.3%減となった。