台湾の蔡英文総統は春節(旧正月)のメッセージで、世界中の華僑が民主主義の「恩恵」を享受することを願うと発信し、自由を抑制する中国の姿勢を暗に批判した。

中国の習近平国家主席は2019年初めの演説で、中国には台湾統一のために武力を行使する権利があるとした上で、平和的な「統一」を目指す考えを示していた。

蔡総統はソーシャルメディアに3日遅くに投稿したメッセージで、台湾は文化的伝統を維持でき、自由と民主主義の価値観を守る決意だと強調。

総統は中国を名指しせず「民主主義が存在していない場所の人々はこの決意を理解できないかもしれない。われわれは世界中の華僑がこの恩恵を受けるようになることを願う」とした。そのうえで、新年に当たり台湾内外の華僑が「民主主義、自由、継続的な繁栄」を享受することを願うと続けた。

中国政府はこれまでのところ蔡総統のメッセージに反応していない。習主席は3日の春節に向けた演説で、台湾に言及しなかった。

[台北 4日 ロイター]
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