[ベルリン 16日 ロイター] - 米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズは16日、ドイツのフードデリバリー大手デリバリー・ヒーローに対する株式公開買い付け(TOB)を開始した。同社の企業価値を約148億ドルと評価する内容で、海外におけるフードデリバリー事業のネットワーク拡大を目指す。
ウーバーは発行済み株式の50%プラス1株以上の応募をTOB成立条件としている。デリバティブを含め、すでにデリバリー・ヒーロー株の37%弱を確保している。
買い付け価格は1株当たり41.50ユーロ(47.58ドル)の現金とする。これは買収発表前におけるデリバリー・ヒーロー株の過去3カ月間の出来高加重平均株価に約34%上乗せした水準となる。デリバリー・ヒーロー株の15日の終値は38.18ユーロだった。
デリバリー・ヒーローの買収により、ウーバーは食品宅配「ウーバーイーツ」の配送網を欧州、中東、アジア、中南米で強化できる。一方で、両社の事業地域が重複することから、独占禁止当局の審査対象となる可能性がある。
発表を受け、フランクフルト市場の寄り付き前の時間外取引で、デリバリー・ヒーローの株価は約5.7%上昇した。