Atsuko Aoyama
[東京 14日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 162.28/162.30 1.1391/1.1393 184.87/184.88
午前9時現在 162.40/162.45 1.1382/1.1384 184.89/184.90
NY午後5時 162.42/162.46 1.1381/1.1384 184.88/184.93
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べて小幅にドル安/円高の162円前半で推移している。きょう14日に発表される米国の消費者物価指数(CPI)に関心が向かう中、様子見ムードが広がった。ウォーシュ連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言と併せ、利上げの有無を市場参加者が見極める展開となりそうだ。
朝方162円半ばで推移していたドルは、午後にかけて緩やかに水準を切り下げたが、総じて小動きが続いている。午前中は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)関連の閣僚発言でドル/円が20銭ほど下押しする場面もあった。
GPIFの運用方針をめぐり、直接所管する上野賢一郎厚生労働相がGPIFの基本資産構成割合(基本ポートフォリオ)について、運用環境は策定時の想定から大きく乖離していないと説明する一方、10日の会見で国内金融資産への投資強化を追求すると表明した片山さつき財務相兼金融相は「不磨の大典ではない」と述べ、見直しの可能性を探る考えを示した。
米CPIに関しては、前日に米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が14日のCPIをはじめとする新たな指標によって政策の方向性が決まるとし、データが悪い方向に振れた場合、FRBは「対応を怠る」べきではない局面にあると指摘したことで関心が高まっている。特に、コロナ禍後のインフレ局面で金融政策が後手に回った経験を踏まえた発言で、「次は早めの利上げに意欲的なスタンスを取る可能性がある」(国内金融機関の為替ディーラー)との見方がある。
仮にCPIが予想を下回ったとしても、「1カ月分が弱かったところで利下げとはならない。インフレ率の水準が高いため、利上げの流れは変わらず、タイミングがどうかという問題」(ふくおかフィナンシャルグループの佐々木融チーフ・ストラテジスト)との声も聞かれた。