[14日 ロイター] - 金価格は14日、2週間ぶりの安値水準に下落した。米国とイランの対立を受けて原油価格が急騰し、インフレ懸念が強まったほか、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事によるタカ派的な発言も米金利上昇観測を一段と強めた。

金現物は0110GMT(日本時間午前10時10分)時点で0.2%安の1オンス=3993.83ドル。前日は約3%安と、1カ月超ぶりの大幅な下落率を記録した。米金先物8月限は4000.70ドルでほぼ横ばい。

米軍は13日、3夜連続でイランへの攻撃を実施した。ホルムズ海峡ではタンカー2隻がイランの攻撃を受けた。これに先立ちトランプ米大統領は、湾岸におけるイラン船舶の封鎖を再開すると表明していた。

週末に米国とイランの対立が再燃したことを受けて、原油先物は前日に約9%急騰し、6月中旬以来の高値を付けた。米国債利回りとドルも上昇した。

投資家は14日に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)に注目し、インフレ動向とFRBの政策運営について新たな手掛かりを探ろうとしている。今週は米卸売物価指数(PPI)や、ウォーシュ議長の就任後初となる半期に一度の議会証言も焦点となる。

ウォラーFRB理事は13日、今後発表されるデータでインフレ率が目標の2%を大きく上回る水準で高止まりしていることが示されれば、FRBは「近い将来」利上げが必要になる可能性があるとの見方を示した。

トレーダーは9月の米利上げ観測を強めており、CMEグループのフェドウオッチによると、利上げ確率は1週間前の57%から約78%に上昇している。

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