[14日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)国防省は14日、ホルムズ海峡でUAEの石油タンカー2隻がイランの巡航ミサイルによる攻撃を受け、インド人船員1人が死亡、8人が負傷したと発表した。海峡を巡り緊張が一段と高まっている。
同省によると、攻撃を受けたのはタンカー「モンバサ」と「アルバヒヤ」で、オマーン領海内を航行中に海峡南側で標的になった。死亡した船員はモンバサに乗船していた。
負傷者8人のうち4人が重傷。6人がインド国籍、2人がウクライナ国籍という。両タンカーで火災が発生し、船体に物的損害が生じた。火災はすでに制圧されたという。
UAEは「あからさまな攻撃」と非難した上で、「今回の事態のエスカレーションに対応するあらゆる権利」を保持していると表明した。
これとは別に、英国海事貿易機関(UKMTO)は14日、オマーン沖を航行中のタンカー1隻が正体不明の飛翔体による攻撃を受けたと発表した。タンカーの船長は飛翔体が右舷側の機関室に命中したものの、乗組員は全員無事だと報告したという。
ロイターは、UKMTOの報告がUAE国防省の発表と同一の事案を指すかどうか、直ちに確認できていない。イランは今回の攻撃についてコメントしていない。
トランプ米大統領は、イランに対する戦闘が7日に再開されたと米議会に正式に通知した。
一方、イランの軍事作戦・統合司令部ハタム・アル・アンビヤ中央本部は、米国がホルムズ海峡の管理に介入することを許さないと表明した。