[ソウル 11日 ロイター] - 北朝鮮は11日、トルコで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議について、軍事ブロックの強化や軍備増強の加速を理由に挙げて米国とその同盟国を非難した。
国営の朝鮮中央通信が伝えたところでは、北朝鮮外務省が声明を通じて、NATO指導者たちが北朝鮮の正当な主権行使を脅威として描いていると指摘。NATOが軍事費の増額やアジア太平洋地域の同盟国との軍事協力の緊密化を通じて、ブロック対ブロックの対決姿勢を強めていると述べた。
北朝鮮は、この首脳会議はNATOが戦争と対決を目指す組織であることを示しており、欧州とアジア太平洋の平和と安全を犠牲にして、独自の地政学的利益を追求していると主張している。
また北朝鮮非核化の取り組みにも言及し、米国の保護下で独自の核兵器を追求しようとする韓国や日本の試み、さらにはNATOの核共有協定に参加している加盟国の核の野望にまず焦点を当てるべきだとの認識を示した。
さらに北朝鮮は主権の責任ある行使を通じて、自国の主権と安全保障上の利益、そして地域の平和を守ると強調した。
朝鮮中央通信は10日、金正恩朝鮮労働党総書記が軍の近代化を呼びかける中で、北朝鮮が核戦力を「量的かつ質的」に強化するための措置を決定したと報じている。