Andrea Shalal
[ワシントン 11日 ロイター] - 米財務省は10日、イランがホルムズ海峡の石油タンカーへの攻撃を再開したことを受け、最高指導者モジタバ・ハメネイ師の主要な資金提供者とその他13の個人・団体を対象とした新たなイラン関連制裁を発動した。
今回の制裁対象となったのは、ドバイを拠点とするイラン人銀行家兼実業家のアリ・アンサリ氏。同氏は以前、イランの革命防衛隊やその他団体の活動を資金面で支援したとして、英国から制裁を受けていたという。
また、イランに拠点を置く3つの両替所と、制裁対象のイラン系銀行に代わって年間数十億ドルを移動させ、政府の違法活動を隠蔽(いんぺい)するために多重のペーパーカンパニーを利用していたとされる海外の「ダミー企業」も制裁対象とした。
ベセント財務長官は声明で、モジタバ師やその他のイラン高官を国際金融システムから孤立させるため、「利用可能なあらゆる手段を引き続き用いていく」と述べた。
一方、イランのアラグチ外相は11日、ベセント氏が覚書の第9条に違反したと指摘。Xへの投稿で、イランは「これまで約束を守ってきた」と強調した。
第9条で米国は「新たな制裁を科さず、同地域に軍隊を増派しない」ことに合意していた。