Scott DiSavino

[9日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約2%下落した。米国とイランの衝突でホルムズ海峡の全面的な再開が遅れ、供給制約が続いているものの、インフレ加速など経済面の懸念が世界の原油需要を圧迫するとの見方が広がった。

清算値は、北海ブレント先物が1.72ドル(2.2%)安の1バレル=76.30ドル。米WTI先物は1.44ドル(2.0%)安の72.08ドル。

イランの革命防衛隊は国営メディアを通して発表した声明で、ヨルダンにある米軍のアズラク基地を9日に弾道ミサイル10発で攻撃したと明らかにした。

ただ、マッコーリー・グループのグローバルエネルギーストラテジストはリポートで「中東における米・イラン間の緊張の再燃は、双方が経済的・政治的制約を抱えているため比較的短期間にとどまるとみている」との見通しを示した。

こうした中、米連邦準備理事会(FRB)が8日公表した6月16─17日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨によると、政策担当者間で高インフレへの懸念が強まっていることが明らかにな​った。FRBがインフレ抑制のため利上げを実施すれば、経済成長が鈍化し、原油需要を減退させる可能性がある。

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