[マドリード 9日 ロイター] - スペイン政府は9日、トランプ米大統領が同国との貿易停止を警告してから数時間後には発言を軟化させたことについて、北大西洋条約機構(NATO)へのスペインの近年の貢献拡大をトランプ氏が認識したためだとの見方を示した。
トランプ氏は8日、トルコ・アンカラで開かれたNATO首脳会議で、スペインを「ひどいパートナー」と批判し、あらゆる貿易を停止するよう指示したと明らかにした。
しかし、トランプ氏は首脳会議後、大統領専用機「エアフォースワン」の機内で記者団に対し、「確かに問題があったし、今もある。だが、スペインはきょう、全面的に歩み寄ってくれた。スペインは非常に寛大だった」と語った。
スペインが何をしたのか問われたトランプ氏は、「彼らは多額の支払いの要求に応じた。応じていなければ、われわれは話すことすらしなかっただろう」と述べた。
スペインのサンチェス首相の報道官は、これはスペインが以前のNATOの国防費目標である国内総生産(GDP)比2%を達成したことを指しているとの認識を示した。
しかし、トランプ氏はスペインがNATOの新たな国防費目標であるGDP比5%に同意していないことを繰り返し批判している。同氏が発言を軟化させたことが、貿易停止の警告にどのような意味を持つのかは現時点では明らかでない。