[ワシントン 9日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が9日発表した6月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.4%減の409万戸だった。ロイターがまとめたエコノミスト予想(420万戸への増加)に反して減少した。住宅価格が過去最高を更新し、住宅ローン金利が高止まりする中、購入希望者は様子見の姿勢を取っているとみられる。

地域別では、北東部で増加した一方、中西部、南部、西部では減少した。

中古住宅販売は契約成立時に計上される。6月の販売戸数は、4月と5月に締結された契約を反映しているとみられる。中東での戦争を受けて急上昇した住宅ローン金利は低下したものの、米住宅金融公社フレディマックによると、30年固定住宅ローン金利は紛争前の水準を依然として約45ベーシスポイント(bp)上回っている。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「月間住宅販売の動きは住宅ローン金利のわずかな変動が背景にあり、住宅購入者が住宅の購入しやすさ(アフォーダビリティー)にいかに敏感かを示している」と述べた。

中古住宅の在庫は0.6%減の156万戸となった。前年同月比では1.3%増加した。

6月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は4.6カ月で、前年同月から変わらなかった。

中古住宅価格の中央値は前年同月比1.8%上昇し、過去最高の44万0600ドルとなった。

初めて住宅を購入する人の割合は全体の33%で、前年同月の30%から上昇した。エコノミストや不動産業者は、住宅市場の健全性を維持するには、この層の割合が40%必要だと述べている。

住宅が市場に出ていた期間の中央値は28日。前年同月は27日だった。

差し押さえ物件を含む不良債権売却は取引全体の2%と、前年の3%から低下した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。