Melanie Burton Renju Jose
[メルボルン 9日 ロイター] - インドのモディ首相は9日、訪問先のオーストラリアで、両国の関係が原子力・再生可能エネルギー、重要鉱物、グリーン水素の分野で協力する「歴史的な機会」をもたらすと述べた。
モディ氏は豪印の経済関連のイベントで、オーストラリアの技術、資本、資源がインドのエネルギー転換を加速させる一助となり得ると述べ、低炭素アルミニウムプロジェクトにおける協力の可能性を示唆した。
両国は経済関係の深化を図ろうとしている。インドは2047年までに原子力発電容量を100ギガワットに増やすという目標達成に向け、オーストラリアのウラン埋蔵量に注目している一方、オーストラリアは最大の貿易相手国である中国への依存から脱却し、貿易の多角化を進めている。
モディ氏はオーストラリアの経済界に対し、インドの道路、港湾、鉄道、都市インフラプロジェクトへの長期的な投資を呼びかけ、「インドは投資先として、安全かつ安定した、持続可能な成長の選択肢を提供する」と述べた。
オーストラリア最大の年金基金であるオーストラリアン・スーパーは9日、インドの「国家投資・インフラ基金」に5億豪ドル(3億4700万米ドル)を追加投資すると発表した。
豪経済紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューは8日、インドへのウラン輸出に関する合意が最終決定される可能性があると報じた。両国は14年に原子力協力協定に合意したものの、核燃料の平和利用の担保を巡る懸念から、ウランの輸出は制限されてきた。
アルバニージー豪首相は、9日のイベントでモディ氏と会談した後、同氏をオーストラリアとインドの間の「生きた架け橋」と呼び、モディ氏のビジョンが両国の経済協力のロードマップを再構築するのに役立ったと述べた。
両首脳は9日に正式な会談を行う見通し。
インドは、オーストラリアにとって中国、日本、米国、韓国に次ぐ5番目の貿易相手国であり、オーストラリア国内には約100万人のインド系住民がいる。