Atsuko Aoyama
[東京 9日 ロイター] - 午前のドルは162円半ばで底堅い値動きとなった。中東緊迫を受けたドル高が一服する中、日本の財政悪化懸念などを背景とする円売りの側面が鮮明になっているとして、為替介入の可能性をにらみながらドル/円はじり高の基調が続きそうだとの声が聞かれた。
・イラン緊迫化を受けたドル高一服、162円前半と半ばでもみ合い
・緊迫化でも原油上昇は限定的との見方も、原油などマクロ環境の変化が主要中銀のインフレ認識に影響も
・日本の財政懸念根強く、じり高推移続くとの声
・ユーロ/円も185円後半で底堅い
<SBIFXトレードの上田真理人社長>
「日本では財政悪化懸念と日銀の独立性への懸念と、円を売る積極的な理由がある」
「介入はいつ出てもおかしくない。これまではドルを例えば155円に押し下げるための介入だったかもしれないが、165円が視野にも入る今は、170円への到達など上昇方向の推進力を弱める介入になるだろう」
「相場の方向性を変えるのは、介入でなく財政拡大を止めるような財務省の姿勢。それがなければ、円安からの脱出は困難」