Mayu Sakoda
[東京 9日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比2.04%(1361円50銭)高の6万8180円55銭となった。前日の米国株式市場で半導体関連株が底堅く推移した流れを引き継いだほか、このところ市場の関心が高い韓国の総合株価指数(KOSPI)がプラス圏で推移したことも投資家心理を支えた。東京市場では日経平均への寄与度が高い半導体関連株が軒並み大幅高となった。
・日経平均は0.34%(227円32銭)高と小幅反発で寄り付き、前場終盤に2.44%(1628円84銭)高の6万8447円89銭まで上昇。
・前日の米国市場での半導体関連株高に加え、時間外取引での米株先物の底堅い動きや韓国総合株価指数(KOSPI)の一時4%高も投資家心理の支えに。
・TOPIXは0.46%高の4024.88ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆9143億2800万円。
・東証33業種では、値上がりが電気機器、非鉄金属、サービスなど12業種、値下がりはゴム製品、空運、証券、輸送用機器など21業種。
・アドバンテスト、キオクシアホールディングスが7─8%超上昇。東京エレクトロン、イビデン、フジクラは4─5%超高。
・トヨタ自動車は2%超安。テルモ、ソニーグループも1%超安。
・米宇宙開発企業スペースXの宇宙船を活用した月面輸送サービスを展開すると発表したispaceはストップ高水準で買い気配。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが638銘柄(41%)、値下がりは853銘柄(54%)、変わらずは65銘柄(4%)。
<マリン・ストラテジーズ グローバルストラテジスト 香川睦氏>
「業界団体のレポートなどで半導体需要の底堅さが改めて確認される中、ファンダメンタルズを裏付けとした半導体関連株への買い戻しが広がっている」
「中東情勢は予断を許さない状況が続いているものの、米WTI原油先物は74ドル台と節目の80ドルを下回っており、現時点では過度な警戒感は後退しているようだ」
「7月下旬から企業決算が本格化するまでは、業績への見極め姿勢が強まりやすく、様子見ムードが広がりやすいだろう」