Nolan D. McCaskill Richard Cowan

[ワシントン 8日 ロイター] - 11月の米議会中間選挙で東部メーン州からの上院議員選出を目指して民主党候補として出馬していたグレアム・プラトナー氏は8日、選挙戦を停止すると表明した。性的暴行疑惑を含む一連の問題が表面化したことが背景にあるとみられ、政治家としての同氏の躍進に終止符が打たれるかもしれない。

元海兵隊員でカキ養殖業者のプラトナー氏は、SNS(交流サイト)に投稿した動画で選挙戦停止を発表した。

与党共和党が現在53対47で多数を占める上院で過半数奪回を狙う民主党にとって、メーン州は有力な議席獲得候補地とみられており、党の戦略に影響を与える恐れがある。

今後は、現職で共和党のスーザン・コリンズ上院議員に対抗する候補者を民主党がどのように選出するかが焦点となる。

プラトナー氏を巡っては、米政治ニュースサイトのポリティコが6日、約5年前にある女性が性的関係を強要されたとの告発を報じた。続いてCNNは、この女性が同氏について、酒に酔った状態で無断侵入し、性的暴行を加えたと訴えていると報道した。同氏は疑惑を全面的に否定している。

民主党指導部や民主党系無所属のバーニー・サンダース上院議員は、プラトナー氏に撤退を求めていた。複数の有力議員も支持表明を撤回し、民主党上院選挙委員会(DSCC)幹部は、同氏が候補にとどまれば資金支援を見送る考えを示していた。

プラトナー氏は、国民皆保険制度の導入や労働者重視の政策を訴え、富裕層や富の集中を批判する急進左派的な論調で急速に支持を広げていた。

一方で、過去の攻撃的な内容のインターネット投稿や、ナチスのシンボルを連想させる入れ墨を入れていたことなども問題視されていた。

プラトナー氏は過去の自身の行動について問題があったことを認め、イラクやアフガニスタンへの従軍後、アルコール依存や精神的な問題を抱えていたとして理解を求めていた。

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