Takahiko Wada
[東京 9日 ロイター] - 日銀が9日に発表した6月のマネーストック速報によると、M3の平均残高は前年比1.5%増の1640兆円だった。伸び率、残高ともに前月を下回った。ただ、残高は歴代3位の高水準。
残高減少の主因は預金通貨。預金通貨は0.2%増の986兆8000億円で、前月の993兆円を下回った。好調な企業業績を背景に、法人税や配当金の支払いがかさみ、法人預金が減少したとみられる。定期預金などを含む準通貨は4.6%増の519兆9000億円と高い伸びを維持。現金通貨は1.3%減と、引き続き前年比マイナス。
M2は2.2%増の1296兆4000億円で、伸び率・残高とも前月を下回った。
広義流動性は4.5%増の2334兆1000億円。残高は公表資料上は前月と同じ値だが、日銀担当者によると小幅に増加しており過去最高を更新した。国債は19.4%増の46兆6000億円、外債は4.1%増の32兆3000億円。広義流動性の速報値はデータが集まらない計数もあり、来月以降に値が修正される可能性がある。
*日銀の発表資料は以下のURLをダブルクリックしてご覧下さい。
マネーストック: http://www.boj.or.jp/statistics/money/ms/ms2606.pdf