[北京 8日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は8日、適度に緩和的な金融政策を維持し、国内消費を回復させるため金融支援を強化する方針を示した。中国経済は強い供給と弱い需要のミスマッチに直面しているとの見方も示した。
人民銀は金融政策委員会の第2・四半期会合後、世界経済の成長は依然として低調で、地政学的緊張と貿易摩擦が高まっており、インフレと金融政策を巡る不確実性が続いていると指摘した。
「中国経済は質の高い発展に向けて前進しつつ、全般的に安定を保っており、高度化と最適化で新たな成果を上げている」とした。ただ「強い供給の一方で弱い需要、構造的な乖離、外部ショックといった課題に依然として直面している」と述べた。
また、金融政策の総量的手段と構造的手段の双方を活用し、金融政策と財政政策の連携を強化するとともに、安定した経済成長と物価の合理的な回復を促進すると表明した。
社会融資総量とマネーサプライの伸びが経済成長とインフレの目標に整合するよう、流動性を潤沢に保つべきだとした。
政策金利に関するガイダンスを強化し、物価の合理的な回復を促し、人民元を合理的かつ均衡の取れた水準で基本的に安定させる方針も示した。
人民銀は先月30日に実施した翌日物リバースレポで資金供給額を2倍に増やした。月末の季節的な資金需要が強まっていることに対応した。
人民銀は2025年5月以降、政策金利や預金準備率(RRR)の引き下げを控え、その代わりに金融政策の枠組みの精緻化や政策の波及効果の改善に軸足を移している。