[アンカラ 8日 ロイター] - イタリアのメローニ首相は8日、トランプ米大統領と緊密な関係を構築するために自身が行ってきた努力を後悔していないとの考えを示した。両首脳はかつては盟友関係にあったものの、メローニ氏はここ数カ月、メディアのインタビューや交流サイト(SNS)への投稿を通じて、トランプ氏から攻撃の標的にされている。
メローニ氏は、トランプ氏も出席した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の終わりに記者団に対し、トランプ氏との関係構築に投じた政治的努力について後悔はないかと問われ、「いいえ、自分がしてきたことに全く後悔はない」と回答。
「私が政治的な努力を行ったのは、西側諸国の結束を信じているからだ。これはトランプ氏の登場に合わせて採用した戦略ではなく、他国の全ての首脳に対して追求してきた方針だ」と語った。
また、米国からイタリア領内に駐留する米軍の撤退計画について正式な通告は受けていないことも明らかにした。
メローニ氏は、昨年のトランプ氏の就任式に招待された唯一の欧州首脳で、かつてトランプ氏の盟友と見なされていた。しかし、今年4月、イラン戦争を非難したローマ教皇レオ14世をトランプ氏が攻撃したことにメローニ氏が反発したのをきっかけに両者の関係は悪化していた。
トランプ氏はNATO首脳会議でより融和的な姿勢を示し、メローニ氏を「いい人(nice person)」と評した一方で、イラン紛争では支援を怠ったとして同首相を非難した。