Atsuko Aoyama

[東京 8日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 162.29/162.31 1.1419/1.1421 185.33/185.34

午前9時現在 162.36/162.37 1.1401/1.1403 185.11/185.12

NY午後5時 162.08/162.11 1.1412/1.1413 184.96/185.01

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場から小幅にドル高/円安の162円前半で推移している。米国とイランの情勢緊迫化を受けて原油先物価格が上昇し、一時ドル買い/円売りが強まったものの、為替介入への警戒感が上値を抑えている。円売りや円金利上昇の背景にあるとみられている骨太方針の原案に関連し、記述修正の可能性が報じられたものの、円売りの歯止めにならないとの見方も聞かれた。

早朝に米軍のイラン攻撃が伝わるとドル買いが強まり、午前中には一時162.46円に上昇。その後は162円前半でのもみ合いとなった。高値圏での攻防が続いており、1日に付けた約40年ぶり高値の162.84円が次の節目との見方がある。午前中には、米軍による攻撃完了も伝わった。

イラン情勢緊迫化に伴うドル買いと財政懸念の円売りが重なる状況でも一段高とはならず、介入への警戒感が上値を抑えた。市場では「一段の円安は政権が容認しないのではないか」(国内銀行のストラテジスト)との声もあり、一部で介入への警戒感が残っている状況だ。

ロイターは、政府が7月中にも閣議決定する「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」原案の金融政策に関する記述について加筆・修正の可能性が浮上していることが分かったと報じた。一部市場関係者から日銀の独立性をけん制すると解釈され円安・金利上昇要因となりかねないとの懸念が政府・与党内からも出たためで、高市早苗政権が進める政策の方針は変更しない見通し。文言が修正されたとしても、政権の「本音」(前述の国内銀ストラテジスト)は変わらず、円売りの流れは止められないとの見方が市場では多く聞かれる。

市場の関心は、この後公表される6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨に寄せられているが、「タカ派的な見方はドットチャートなどでもにじみ出ているため、その認識が強まるとは思えない一方、ハト派的な議論が進んでいる印象もない」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチームディレクターの南英明氏)との声も聞かれた。

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