Sheila Dang Dharna Bafna
[ヒューストン 7日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは7日、第2・四半期の利益が前期比で約50億ドル増加する可能性があるとの見通しを示した。米国・イスラエルとイランの戦争を受けて原油価格が急騰したことや、同社の製油マージン改善が理由だ。
2月末に始まった戦争は、イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖を通じて、石油市場に多大な地政学上のリスクプレミアムをもたらした。
指標となる北海ブレント原油の4-6月期平均終値は1バレル=96.68ドルで、1-3月から23%上昇。4月には2022年以来初めて109.27ドルに達した。
こうした中でエクソンが提示した予測の中央値では、上流部門(探査・生産)の利益は約16億ドル押し上げられる可能性がある。
また7日付の規制当局への提出書類に基づくと、いわゆる「タイミング効果(期ずれ)」により、製油部門の利益は約26億ドル上振れする見込みだ。
一方提出書類によると、戦争による混乱は上流および下流(精製・販売)の両部門において、第2・四半期の利益を約10億ドル損なう恐れもあるという。
エクソンは31日に第2・四半期決算を発表する予定。
LSEGがまとめたアナリストのコンセンサス予想では、エクソンの調整後利益は157億ドルに上る見通しで、これは第1・四半期の利益の約3倍に相当する。