今日の米国内には存在しない脅威

大統領は独立記念日の7月4日の演説でも、中間選挙で「共産主義者」が立候補することへの懸念に言及した。

「米国が共産主義国家になることは決してない。そんなことは起きない」とトランプはナショナル・モールの聴衆に語った。「共産主義は敗者であり、これからも敗者であり続ける。共産主義体制は米国の体制とは正反対であり、一度も成功したことがない」

こうしたメッセージは、より長い政治的伝統にも連なっている。米国では長年、特に反共主義が米国政治を特徴づけていた冷戦期には、多くの政治家が政敵を攻撃するために社会主義や共産主義というレッテルを利用した。

バーマンは「冷戦期には、国外に危険な共産主義政権が存在し、国内の政治組織への浸透を図っていたため、こうした主張には明確な背景があった」と語る。

「現在でも右派による脅しの手法として使われているが、今日の米国には大きな共産主義運動は存在せず、国際社会における現実の脅威も共産主義政権から来ているわけではない」

歴史家らは、政敵を共産主義者と呼ぶ場合、その人物が実際に共産主義を支持しているかどうかとは無関係に、政治的主流派の外側に追いやるための手法として機能してきたと指摘している。

冷戦下の1970年代初頭に設立されたDSAは7月6日、大統領のこうした懸念について問われると、次のようにコメントした。

「私たちの組織にはさまざまな立場を自称する人々がいるが、全員が民主社会主義と、米国の社会主義運動指導者ユージン・デブスやマーティン・ルーサー・キング・ジュニアといった社会主義指導者の理念の下で団結している」とDSAの報道担当者は本誌に語った。

中間選挙にとっての意味
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