[台北 5日 ロイター] - 電子機器受託製造(EMS)世界最大手の台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が5日発表した第2・四半期決算は、売上高が前年同期比39.8%増の2兆5130億台湾ドル(787億1000万米ドル)となり、LSEGスマートエスティメートの予想(2兆3720億台湾ドル)を超えた。
人工知能(AI)製品への強い需要が追い風だった。ただ「不安定な」国際情勢への警戒感も示した。
鴻海精密工業はエヌビディアにとって最大のサーバー製造元であり、アップルのiPhoneの最有力組み立て業者。旺盛なAI需要がクラウドとネットワーク製品部門の力強い増収をけん引したほか、iPhoneを含むスマート・コンシューマー・エレクトロニクス部門も「大幅な」成長を記録した。
6月単月の売上高だけでも前年同月比52.1%増の8218億台湾ドルに達し、同月としては過去最高を更新した。
第3・四半期見通しについては、AIラック(高性能画像処理半導体や冷却装置などを統合したAI向け計算設備を収容するラック)の成長トレンドが継続することで、前期比および前年同期比のいずれにおいても業績が拡大すると見込んでいる。
一方で「振れの大きい世界の政治・経済情勢が与える影響については、引き続き注視が必要だ」と述べた。
同社は具体的な数値による業績予想は公表していない。