Aditi Shah
[ニューデリー 29日 ロイター] - インド首都のニューデリー政府は29日、2020年4月1日より前に購入した旧式の自動車を廃車にして電気自動車(EV)に買い替える住民に1060ドルの補助金を支給する措置を最終決定した。深刻化している大気汚染への対策の一環とされる。
ニューデリーは世界で最も大気汚染が悪化している都市の1つ。特に冬場は近隣州における穀物収穫後の畑の焼却による影響に加え、自動車の排気ガス、建設の粉塵などが大気中に滞留して深刻な問題となっている。
この措置は7月1日に発効となり、期間は4年間。補助金の総額は1500億ルピー(15億9000万ドル)で、対象には電動の二輪車、自動車、小型トラック、EV充電装置も含まれる。
価格が最高300万ルピーまでのEVの購入者は、道路税と登録手数料の支払いを免除される。これらの費用は通常、自動車価格の4-10%に相当する。
ニューデリー政府は28年4月1日からは電動二輪車のみを登録する。購入者はガソリンなどの燃料で走る二輪車の購入を断念しなければならなくなる。
政府はニューデリー全域でEVの充電拠点を3万2000カ所に設置することも奨励する。
ハイブリッド車は補助金の対象外。この措置はEVを手がけるタタ・モーターズやマヒンドラ・アンド・マヒンドラなどの自動車メーカーに追い風となる。