Vivian Sequera Mayela Armas
[カラカス 25日 ロイター] - ベネズエラの首都カラカス西方で24日相次いで発生した強い地震では、これまでのところ164人の死亡が確認された。建物が倒壊して多くの人々が下敷きになるなど被害の全容は明らかになっておらず、数千人が死亡した恐れがある。
ロドリゲス暫定大統領は25日未明、少なくとも164人の死亡が確認されたとし、懸命の救助活動を行っていると述べた。死者数には被害が最も深刻だったカラカス近郊のラ・グアイラ州の犠牲者は含まれていない。同州には首都圏の国際空港があり、撮影された映像には天井が崩落してパニックに陥る様子が映っていた。
米地質調査所(USGS)によると、カラカスの西約160キロを震源とするマグニチュード(M)7.2の地震が発生し、その後1分足らずでM7.5の地震が起きた。USGSの予測モデルによる推計では、死者は数千人に達する可能性が最も高く、1万人を超える可能性もある。
行方不明者を追跡するために開設され、多くが国外にいる野党指導者がXに投稿したウェブサイトでは、現地時間の25日午前5時40分(0940GMT、日本時間午後6時40分)時点で1万人超が消息不明として挙げられている。
トランプ米大統領をはじめ各国が支援を表明しておりロドリゲス氏は、数時間以内に各国から救助隊が到着するとし、各国首脳に謝意を表明した。
カラカスの学校では週内は授業が休講となり、証券取引所も閉鎖され救助活動の支援に使用されることになった。
ベネズエラ赤十字は、本部が壊滅的な被害を受けたものの、被害が最も深刻な地域に救助隊を派遣したと明らかにした。フランスは大使館が甚大な被害を受けたとしている。
ベネズエラの石油インフラは、少なくとも直ちには影響を受けていないようだ。大規模な石油拠点であるマラカイボ湖に近いマラカイボの防災当局は、負傷者の報告はないと述べた。地震の震源地であるモロン近郊のエル・パリト製油所の従業員は、同所では被害はなかったと語った。
関係筋によると、停電が長期化すれば原油生産量に影響が出る可能性がある。ベネズエラ石油省、国営石油会社PDVSA、提携先の米シェブロンのコメントは得られていない。