Chris Prentice Dawn Kopecki Isla Binnie
[ワシントン 24日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は、プライベートエクイティ(PE)企業やその他の資産運用会社が、売却できない、あるいは売却を望まない資産を保有するために通常利用するファンドについて調査を行っている。関係筋3人が明らかにした。
プライベート市場の潜在的な問題を探っているSECの執行部門はここ数カ月、「継続ビークル(CV)」と呼ばれる複数のファンドに焦点を当てているという。
同筋によると、SECはCVを巡る潜在的な利益相反、運用会社が資産をどのように評価しているか、そして投資家への開示が十分かつ一貫しているかどうかについて調査。ロイターは、具体的にどのファンドが調査対象となっているか、またそれらのファンドがどのような種類の資産を保有しているかについては確認できなかった。
CVに対するSECの調査が明らかになったのは初めて。
投資銀行エバーコアによると、CVに対する注目は高まっており、昨年はファンドマネジャー主導のセカンダリー取引額が1060億ドルに達した。
従来のPEファンドには、通常約10年という有限のライフサイクルがある。CVを利用することで、運用会社は新たな投資家を見つけ、旧ファンドの資産を新しい入れ物(ビークル)に移管することができ、保有期間を延長しつつ、既存の投資家にキャッシュアウトの選択肢を提供できる。
コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーの6月のデータによると、PE企業は現在、3万社以上の未売却ポートフォリオ企業を抱えている。これらをCVに組み入れることで、PE企業は新たな投資家を呼び込み、当初の出資者に一部資金を還元することが可能になる。