[24日 ロイター] - 5月のアジア債券市場では、海外資金の流入が3カ月ぶりの大きさとなった。アジア経済の堅調ぶりや株式市場の急騰に対する警戒感の高まりが、比較的安全なアジア債券への需要を押し上げた。

各国の規制当局や債券市場協会のデータによると、外国人投資家は5月に韓国、インドネシア、マレーシア、タイ、インドの債券を差し引き56億1000万ドル分購入した。買い越し額は2月の65億4000万ドル以来の大きさだった。

5月はアジアのほとんどの経済圏で製造業活動が拡大した。韓国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.8と2021年3月以来の最高水準を記録したほか、日本や台湾も人工知能(AI)投資に伴う需要の急増の恩恵を受けた。

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのアナリストらは先週のリポートで、「新興国債券は、堅調な世界経済の成長と商品価格の上昇の恩恵を受けており、主要な資産配分先としての役割を強化している」と指摘した。

その上で「当社は高い利回りと中央銀行の支援的な姿勢が、新興国債券の明るい見通しを支えていると考えており、評価を『魅力的』としている」と説明した。

外国人投資家は5月に韓国国債を約49億ドル分購入。これは2月以来の大きさだった。韓国国債は2026年4月からFTSEラッセルのベンチマーク債券指数に段階的に組み入れられ、11月に完全組み入れが予定されている。

インドネシアとタイの国債も、海外投資家による買いが2カ月連続で続いたことから、それぞれ12億ドル、5億9700万ドルの買い越しとなった。

一方、マレーシア国債は、同国の与党連合内の緊張が高まったことを受け、海外投資家による10億8000万ドルの売り越しとなった。

インドの債券も海外勢による1007万ドルの売り越しで、売り越しは2カ月連続となった。

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