Nandita Bose Trevor Hunnicutt
[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日、7月4日の建国250周年を祝う16日間の祝賀行事の幕開けに、首都ワシントンで政治集会を開催した。トランプ氏の分断を招く政権運営やワシントン再構築に向けた取り組みを巡る論争が祝典の始まりに影を落とした。
トランプ氏はナショナルモールでのイベントで、数千人の聴衆に向けて「独立250周年を目前に控え、米国の復活を宣言できることを大変嬉しく思う」と語った。
会場では舞台を横切るように防弾ガラスが設置されていた。
ナショナルモールは星条旗や「フリーダム250」の看板など愛国的な装飾で飾られ、舞台を囲むスクリーンには6月25日から7月10日まで開催されるイベント「グレート・アメリカン・ステート・フェア」を宣伝する看板が映し出された。
遠くにワシントン記念塔が見える中、4機のF35戦闘機を従えたB2ステルス爆撃機など、軍用ジェット機が頭上を時折飛行した。
トランプ氏は歴史に触れ、記念日をたたえた後、イランとの戦争での勝利宣言や経済的繁栄など、おなじみの自身の功績の列挙に移った。同氏は異例なほど自制的で、プロンプターの原稿からほとんど外れず、演説を30分未満に収めた。
「われわれは、どの国もこれまで見たことがない最も忘れ難い誕生日パーティーを始めようとしている。素晴らしい時間を過ごせるだろう」と語った。
このイベントは、トランプ氏が公式の記念行事と選挙運動さながらの政治集会の境界線をいかに曖昧にしてきたかを浮き彫りにした。
イベントには当初、ロックバンド「ポイズン」のフロントマン、ブレット・マイケルズや、ヤング・MC、コモドアーズなど、幅広いアーティストの出演が予定されていたが、党派色を帯びかねないイベントへの参加を巡る懸念から、これらのアーティストをはじめとする出演者たちが相次いで辞退した。
改訂されたプログラムには、トランプ氏が好むアーティストのリー・グリーンウッドとクリストファー・マッキオによる音楽パフォーマンスや、軍楽隊の演奏が含まれた。