[パリ 24日 ロイター] - フランスの自動車大手ルノー・グループは、2027年末までに国内のエンジニアリング部門で従業員800人を削減する計画だ。中国の競合勢に対する競争力を高めるため、組織のスリム化を進める。

ルノーのフィリップ・ブリュネ最高技術責任者(CTO)は記者団との電話会議で、中国メーカーは先進的な技術と圧倒的な価格競争力を武器に、この2年間で欧州における市場シェアを3倍以上に拡大させたと語り、これに対抗できる体制を構築する必要性を強調した。

フランス国内のエンジニアリング部門は人員が約5500人と、ルノーの全世界の同部門全体の半分を占めている。同社は4月中旬、2027年末までにエンジニアリング部門の人員を15─20%削減する計画を発表しており、今回の800人削減はその一環となる。

ルノーは7月に労働組合から承認を得た上で、9月から実施する見通しだ。この計画には、従業員2500人の再訓練に加え、主に車両の電動化、ソフトウエア、人工知能(AI)分野に従事する150─200人の新規採用も盛り込まれている。

ブリュネ氏はまた、組織と働き方の抜本的な見直しも発表。研究開発(R&D)業務を簡素化し、機動力を高めて中国の競合に対抗する方針だ。中国メーカーは、業界で従来4─5年を要していた車両の開発期間をわずか2年に短縮し、新たな業界基準を打ち立てている。同氏は「私の課題はスピードだ」と述べ、車両プロジェクトの複雑さと工程数を削減するほか、会議に費やす時間を20%短縮する意向を示した。

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