Mayu Sakoda
[東京 25日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比2679円91銭高の7万1854円88銭だった。米国市場引け後に発表された米半導体大手マイクロン・テクノロジーの決算が好感され、人工知能(AI)や半導体関連株に買い戻しが入り、日経平均は一時2700円超高となった。中東情勢の緊張緩和を受けて、原油価格が下落したことも投資家心理を支えた。
・日経平均は939円高で寄り付いた後、7万1000円を回復、一時2711円高の7万1886円94銭まで上昇した。
・アドバンテストが12%超高、東京エレクトロンが8%超高、ファーストリテイリングが3%超高となり、3銘柄で日経平均を1800円程度押し上げた。
・24日の米国株式市場はナスダック総合とS&P500が3日続落したが、引け後にマイクロンが発表した2026年度第4・四半期(26年6―8月期)の決算が市場予想を上回り、半導体関連株が急反発。
・米WTI原油先物は69ドル台に下落し、イラン戦争前の水準に接近。戦争終結に向けた初期合意を受けて、足止めされていたタンカーがホルムズ海峡を抜け始めており、供給懸念が後退。
・キオクシアホールディングスは8%超高。取引時間中に開催した株主総会で、株式分割やADR(米国預託証券)上場の可能性に言及した。
・牧野フライス製作所は10%超上昇し、上場来高値を更新した。日本産業推進機構(NSSK)が同社に対し1株1万6000円程度での買収提案を再提示したと報じられ、材料視された。
・TOPIXは1.33%高の4016.61ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は5兆5605億5300万円だった。
・東証33業種では、値上がりは電気機器、ガラス・土石製品、食料品、小売、金属製品など27業種、値下がりは鉱業、海運、卸売など6業種だった。
・そのほか主力株では、太陽誘電が10%超高、ローム、ディスコが8%超高。半面、シャープは反落し8%超安となった。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1158銘柄(74%)、値下がりは350銘柄(22%)、変わらずは51銘柄(3%)だった。
<T&Dアセットマネジメント チーフ・ストラテジスト 浪岡宏氏>
「マイクロンの決算ではAI向けのメモリーの底堅い需要が示され、足元の予想EPS(1株当たり利益)に問題ないことが確認できた。半導体関連株にとって追い風となっている」
「原油価格の下落はナフサ由来の化学製品を扱う企業にとってもポジティブで、小売りなど幅広い業種でのセンチメントの改善につながっている」
「日経平均は22日につけた史上最高値は下回っているが、月末リバランスが落ち着き、7月相場に入ると再び高値に入る可能性がある」